自ら発毛の発毛技能士・毛髪診断士の阿部です。

ミノキシジル外用薬、通称「塗りミノ」を使っているのに、全然薄毛が改善しない・・・そんなお悩みはないですか?

12年前の私も同じように悩んでいました。

今回はなぜミノキシジル外用薬を使っているのに薄毛が改善しないのか?その理由を明確に解説したあと、その対策について実際の発毛症例をもとに解説します。

ミノキシジル外用薬とは?

ミノキシジルは外用薬はご覧の通り、日本皮膚科学会が定める男性型脱毛症診療ガイドラインにおいて、男女ともに推奨度Aランクに位置付けされている、発毛効果の高い治療法です。

毛細血管を拡張して血流を改善する効果の他にも、IGF-1と言われる発毛因子の生産を促進する作用があるため、単純に「発毛効果」については医薬部外品にはない特別なものがあります。

ちなみに日本で承認されているもの、つまりドラッグストアで買えるミノキシジルの濃度は5%までになります。大正製薬のリアップでいえば男性は5%、女性専用のリアップジジェンヌは1%のミノキシジル濃度になっています。

では、なぜ薄毛改善の効果が出にくいのか?

診療ガイドライン推奨度A判定のはずなのに、以外にもミノキシジル外用薬単体の使用では効果が低く、薄毛が改善しずらいのが現実です。

そもそも、ミノキシジル外用薬の効果の出方そのものに薄毛が改善しない理由があります。

それは、ズバリ!2㎜~1㎝ほどの短い髪しか生えていないからです!!それどころか、その発毛によって初期脱毛が起きて結果的に使用するより薄毛になる人もいるんです。

ミノキシジル外用薬は確かに産毛を発毛させる効果はずば抜けていくのですが、それ単体では育毛していくことが出来ないのです。

来店前までミノキシジル外用薬を使っても薄毛が改善しなかったこの2名のお客様の発毛症例がそのことを物語っています。

これはかなり衝撃的ですよね。確かにミノキシジルの効果で発毛はしているんです!でもその髪が育って長くならないから結果的に薄毛が改善しないんです。

そもそも、薄毛改善の定義も男性女性では違います。
例えば男性のM字の生え際に関しては、短い毛が発毛するだけでも十分に効果を実感できちゃうんです。

しかし、髪が長い女性などは数ミリの髪が発毛したところで、残念ながら髪のボリュームアップにはつながらないんです。

そして発毛すればするほど初期脱毛が起きて、長い髪が抜けてもとより薄毛になってしまうケースさえあるんです。

ミノキシジルが最後の頼みの綱なのに一体どうしたらいいんだ・・・・そうなんです。これが私自身も過去に経験した、自分で行う薄毛治療の難しさなんです。

【症例解説】ミノキシジル外用薬の効果を生かして薄毛を改善する方法

しかし、安心してください。希望はあります!

過去に5%のミノキシジル外用薬を2年使っても薄毛が改善しなかった20代男性が、今現在、フィナステリド、ミノキシジルなどの薬を一切服用せずにグングン発毛育毛出来ている様子を速報でご紹介します。

確実に薄毛を改善過去の治療歴については、この感想にあるとおり、商品名は伏せますが5%の市販のミノキシジル外用薬を2年間使っても、逆に薄毛が進行してしまったそうです。

また、女性化乳房というホルモンバランスの異常があったため、フィナステリドの服用はできない状況でした。

このお客様はスーパースカルプが行っているAGA遺伝子検査の特典でご来店いただいたお客様で、実は、栃木県から仙台まで施術に通って頂いています。

遺伝子検査の結果はAGAリスクは高いという判定でしたので、フィナステリドの服用無しでAGAが進行してしまったのは、仕方ない結果とも言えます。スーパースカルプ遺伝子検査の詳細はこちら

当店での治療方針ですが、女性化乳房のリスクがあることからフィナステリドの服用は論外です。

そして過去に5%のミノキシジル外用薬を使用した経緯があるので、薄毛治療の強度を下げない為に、任意にてその外用薬の使用を再開することになりました。

写真に入っている日付を見て頂くと分かりますが、ビフォーが2023年6月19日で、アフターの写真がついこの間の8月13日日曜日です。わずか2ヵ月、この時点で施術を4回行っています。

フナステリドを服用しなくても、つむじや前頭部もこのように、頭皮の透けが改善されてボリュームアップしています。

塗りミノ以外のプラスアルファの対策が必要

ミノキシジル外用薬を使っても薄毛が改善しないのなら、あきらめるのではなく、その薬の効果以外でプラスアルファの対策を講じることが必要です。

ミノキシジル外用薬の作用に足りないものは何でしょうか?

それは身体の中から血液や毛細血管そのものの状態を改善させるということです。

この図のように毛細血管は直径5ミクロンと言う細さなのに対して、赤血球の大きさは7~8ミクロンと大きく、本来は柔らかく変形しながら毛細血管の中を流れています。そのため血液がサラサラと流れるためには血液事体の質が良くてはなりません。

いくらミノキシジルの効果で一時的に毛細血管を拡張しても、血液自体が俗にいう「ドロドロ状態」だったり、おおもとの毛細血管そのものがズタズタに消滅している状態では、そこにミノキシジルを塗る程度では薄毛が改善するほどの発毛効果は得られにくいんです。

以上のことを踏またうえで、塗りミノ以外の対策のポイントは、血液と血管の状態そのものの状態を良くして、大本から血流を改善することです。

悪玉コレステロールなど増やすような血流をドロドロにする悪い油を極力摂らないようにして、逆に血液をサラサラにする良質の油を摂ることです。

具合的にどんな油が血行を悪くして、どの油をとると血行が改善するか?を公式YouTubeで解説しています。

ミノキシジル外用薬の効果で悩んでいたり、これから使用を検討している方はぜひご視聴頂き参考になさって下さい。

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