自ら発毛の発毛技能士&毛髪診断士:阿部です。

今日のテーマは朝シャンです。仕事で疲れて寝落ちしまったり、翌朝にシャンプーしてしまう事もあると思います。

実はこの「朝シャン」は頭皮環境を悪くして薄毛の原因になる可能性があるんです。

今回は朝シャンが薄毛の原因になる理由や対処法について解説したいと思います。

マイクロスコープで分かる「頭皮の乾燥」

朝シャンをして4~5時間は、頭皮の表面の皮脂が洗い流された状態になってかなり乾燥してしまいます。

実は、朝シャンをしたお客様の頭皮は、14時頃までならマイクロスコープで診察するとすぐに分かるんです。

早速、朝シャンでカサカサに乾燥した画像をご覧ください。

朝10時にご来店のお客様ですが、いつもの頭皮と全く違って乾燥していました。

阿部

あれ?○○さん今朝、朝シャンしました?

お客様

はい、昨日疲れすぎて寝落ちしちゃって、朝シャンしました。

こんなお客様とのやり取りがサロンではあったりもします(^-^)

コースを開始してまだ間もないお客様や、生活習慣が乱れやすいお客様は、注意をしていても朝シャンをしてから来店される場合もありますが、頭皮の乾燥を画像で見るとやっぱりやめようって感じて頂けるようです(^-^)

朝シャンのデメリット3選

乾燥した頭皮画像を見てもらいましたが、ではなぜ乾燥がよくないのか?と、その他の朝シャンのデメリットを3つ解説したいと思います。

乾燥による頭皮環境の悪化

頭皮の皮脂は「臭い」や「薄毛の原因」のようなイメージがあると思いますが基本的には違います。頭皮の健康を保つためにある程度の皮脂が必要なのです。

頭皮の皮脂の中には常在菌という見方がいて、頭皮を空気中の雑菌や紫外線のダメージからまもってくれています。

朝シャンをしてドライヤーをしてから数時間までは、この皮脂までもが洗い流されて頭皮が無防備な状態になってしまうため、朝シャンをしてすぐに外出するようなことはしないようにしましょう。

本来ならば夜寝ている間に適度の皮脂が分泌されるので、はやりシャンプーは夜するべきです。

シャンプーが雑になって汚れが残りやすい。

朝のんびり浴槽に使って、トリートメントパックをして・・・なんて、優雅な時間を過ごせる人は少ないのではないでしょうか?(汗)朝は基本的に出かける準備をしていることが多いのでその分シャンプーも時間を掛けずに適当になってしまう可能性が高いです。

当店では予洗いからすすぎまで少なくとも6分以上はシャンプーに時間をかけて、丁寧にシャンプーして頂くようにアドバイスさせて頂いています。

シャンプー剤のすすぎ残し。

意外と頭皮トラブルの原因として多いのが「すすぎ残し」です。これは頭皮の湿疹や、かゆみ、炎症の原因になる場合があります。

短髪の男性でも1分以上、ロングヘアの女性は最低2分以上はすすぎをしましょう。

頭皮の乾燥をおこさない為にも38度くらいのぬるま湯のシャワーですすぐことも頭皮を乾燥させないポイントになります。

寝る前にシャンプーが育毛の鉄則です

今回は朝シャンのデメリットを3つ厳選して解説しましたが、いかがでしたか?

「朝シャンは良くない」というインターネット記事は山ほどあっても、実際に乾燥した頭皮の画像を掲載しているサイトは少ないと思います。

やはり睡眠中に髪は一番伸びるので、しっかり毛穴の汚れをとって頭皮環境を整えた状態でお布団に入る習慣をつけて行きましょう♪

是非参考にしてください(^-^)

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