自ら発毛の毛髪診断士:阿部です。

女性の薄毛治療薬として処方されるミノキシジルとスピロノラクトンがどんな薬か?また、その発毛効果や服用をやめたらどうなるのか?解説します。

添付のYouTube動画や記事の後半では、薬の副作用により服用を中止したとん、治療前よりも薄毛になってしまった20代女性のお客様が、お薬なしで発毛させる事が出来た発毛症例も合わせて解説します。

このお客様が経験した副作用は、下手をすると命にも関わる事で、誰でも起こり得るものなんですが、このような副作用があるのを知らずに服用を開始してから悩む女性が急増しています。

今回は薬の副作用だけでなく、発毛効果というメリットについてもフェアに解説しますのでぜひ参考になさってください。

記事の内容を13分の動画で一気に見ることが出来ます♪

ミノキシジル内服薬はどんな薬?

まずミノキシジルですが、歴史を遡ると1965年にアメリカで開発された薬で、本来は血圧を下げる降圧剤のお薬になります。

血管を構成する平滑筋と呼ばれる筋肉を緩ませることで血管を拡張させて血液の流れをスムーズにして血圧を下げる作用があります。

これによって毛細血管まで血液が巡りやすくなって毛根に栄養が行き渡る事で、全身の体毛が発毛しやすくなります。この「多毛症」の副作用があったことから、薄毛治療薬として使用される様になりました。

ミノキシジル内服薬のメリットをあげるとすればこのズバ抜けた高い発毛効果になりますね。

しかし、ミノキシジルは薄毛治療薬の飲み薬としては世界中のどの国でも認可されていない危険性の高い薬で、このような副作用が出る可能があるんです。

動悸、胸の痛み、頻脈、不整脈、狭心症、顔や手足のむくみ、心嚢液貯留、胸水貯留、体液貯留

いずれも心臓の異常で不整脈や狭心症は下手をすると命に関わる心疾患を引き起こします。また顔のむくみや頻脈などの不整脈も、実は心臓に負担がかかっているサインになります。

ミノキシジル内服薬の副作用のメカニズム

心臓はこのようにポンプのように収縮と膨張を繰り返します。ギューっと縮んで血液を送り込むときの圧力が血圧の上の数値で、血液を溜め込んで膨張しているときの血圧が下の数値です。

ミノキシジルに動悸や不整脈が起きるのは、髪については血管が拡張して発毛しやすくする一方で、同時に心臓に血液を送る冠動脈も緩むために、心臓に入る血液量が少なくなるためです。

少ない血液を先がゆるゆるの血管へ押し流すには、心臓の収縮する回数を増やさなければなりません。これが動悸や頻脈や胸の痛みの原因になります。

次はむくみです。体毛が増えるくらいなら脱毛するなり対象法はありますが、顔のむくみは辛いですよね。視聴者さんからの相談で、ミノキシジルを飲んだら鼻の形が変わるほど顔が浮腫んだという女性もいらっしゃいました。

ミノキシジルは動脈は拡張するんですが、静脈は拡張しないんです。

つまり、薄毛になってただでさえリンパや静脈の流れが悪いところに大量の血液が送り込まれるので、血液とリンパ液の回収が間に合わず体液の交通渋滞が起こります。これが顔や手足の浮腫の原因になります。

こうなると頭皮の下に老廃物が溜まって逆に薄毛の原因になりかねません。

ミノキシジルを飲んでも発毛効果を感じにくい女性についてはこれが原因だと考えられます。

女性は男性よりも比較的血圧が低いので、このような副作用のリスクが高くなるのですが、多くの女性がそんなのお構いなしに国が認可していないミノキシジルを処方されて、よく分からないまま服用してしまっている状況なんです。

もちろん、心臓に関する副作用もなく、ミノキシジルを服用して薄毛を改善できている女性もいらっしゃると思います。

ミノキシジル内服薬を全否定する訳ではないですし、恐怖心をあおる訳ではないですが、ただ、このような副作用の可能性があると言うことは知っておくべきだと思いますよね。

ずっと飲み続ける必要がある

ミノキシジルは発毛効果が高い反面、心疾患のリスクがあるという事を説明しましたが、ここからはミノキシジルのその他知っておくべき事を説明します。

まず、ミノキシジルは風邪薬などとは違って、効果が出て薄毛が改善したあとも、ずっと飲み続けなくてはならないということです。

服用をやめると、すぐには脱毛しませんが、数ヶ月後にはほぼ確実に脱毛します。2日に1回など減らすことはできるかもしれませんが、勝手にやらずに処方した医師に相談するようにしましょう。

初期脱毛と体毛増加

その他、全身のムダ毛が増える多毛症(体毛増加)や初期脱毛などの副作用も治療を継続する上で事前に理解が必要です。

副作用で体毛が増えるのは仕方ないですね。そして初期脱毛というのはミノキシジル服用開始からまもなくしてから発毛の過程で逆に一時的に抜け毛が増える現象なのですが、びっくりして服用を中止してはいけません。

初期脱毛については詳しくはこちらの動画を参考にしてください。

また、ミノキシジルタブレットは妊娠中、授乳中、降圧剤服用中、循環器系の疾患や既往歴がある方、未成年の方は服用できませんので注意しましょう。

これから妊娠する可能性がある方はいずれやめなければならないことを考えるとミノキシジルを服用するべきでは無いですね。

また、普段から血圧を下げるお薬を飲んでいる方も、血圧が下がりすぎるので危険です。

そして未成年のお子さんは血圧が低い事が多い事から使用不可とされています。

また、禁忌事項として、薬の飲み合せで危ないものがあります。それは風邪薬や頭痛薬です。バファリンやイブなどと言った身近な薬に入っている「イブプロフェン」という成分が飲み合せとして禁忌事項に指定されているので気をつけましょう。

今現在、病院からミノキシジルを処方されて服用中の女性も、もしかするとこう言った説明をされていない可能性もあるんです。

スピロノラクトンの効果と副作用

スピロノラクトンは「抜け毛を予防する薬」としてミノキシジル内服薬と合わせて処方されるケースがスタンダードなようです。

しかし、このスピロノラクトンがまたクセ者なんです。日本で認可されている薬なので効果や副作用は全て「薬の事典」で調べる事が出来ます。

この薬の働きのところですが、簡単に言うと利尿剤で、カリウムの血中濃度は下げずに体内の水分を排出してむくみをとったり、血圧を下げる作用があります。

つまり、ミノキシジルで体液が溜まって浮腫む場合でも、この薬でそれを解消する狙いがあるんですね。

でも・・・この薬にも血液を下げる作用があるんです。低血圧の女性は注意が必要です。

そして副作用のひとつに多毛があります。これは男性ホルモンを抑制する作用の副作用なんですが、「スピロノラクトンが抜け毛を抑える薬」というのはこの多毛という副作用の事なんですね。ニキビの治療にも使われています。

他にも副作用はありますが中でも私が問題視しているのが、月経不順、無月経です。

あれ?おかしいですね。ホルモンバランスの乱れは女性の薄毛の原因の代表格なはずです。

ところがスピロノラクトンを飲む事で女性ホルモンの黄体ホルモンが減少してホルモンバランスが乱れるんです。

ミノキシジルで血流を改善して発毛させる一方でホルモンバランスの乱れという新たな薄毛の原因を作ることになるんです。矛盾を感じるのは私だけでしょうか?

薬の副作用をまた別な薬で押さえつける。そうするとその薬の副作用で別なところが悪くなる。実際にスピロノラクトンを服用してから不正出血になったり生理不順になったり、子宮筋腫が肥大したりしたという報告もたくさん聞いています。

抜け毛を抑える作用という安易な説明だけ聞いて飲むと薬の副作用の負のスパイラルに陥ってしまいかねないんです。

ここまで女性の薄毛治療薬のミノキシジルとスピロノラクトンの特徴をある程度詳しく説明しましたが、いかがでしたでしょうか?

女性にとって薄毛治療薬を服用するということはこういった認識と、ずっと薬を飲み続けるある種の覚悟が必要になるんです。

【20代女性発毛症例】ミノタブ服用中止からの薬無し発毛

それでは説明が長くなりましたが、実際に不整脈が出て薬を服用中止したことより薄毛が悪化した状態から、薬なしで発毛できた20代女性の発毛症例をご紹介します。

まず、初めて当店に相談にいらっしゃった時の写真です。

写真の日付を見ると2021年3月8日ですが、この9ヶ月ミノキシジルとスピロノラクトンを服用していて、3月1日で服用をやめています。来店前に自分の判断で服用をやめたんですね。ちなみに髪が増えた実感は無かったそうです。

服用をやめた理由は不整脈と動悸です。

そもそも、ミノキシジルの服用が必要なほどの薄毛では無いんです。

そして、一回目の施術の時の3月24日の写真がこちらです。

20日足らずの間に脱毛しているのがわかります。これがミノキシジル服用中止のリバウンド脱毛です。

そして、このあと施術を2回行ったところ5月6日にはこのように発毛しました。

私としても、リバウンドの脱毛が終わって順調に改善出来ると思っていたんですが、そう甘くはなかったです!学生さんだったんですが、この後2ヶ月ほど実家に帰った関係で施術ができなかったんです。そうすると、久々にお会いした6月29日にはこんなに脱毛してしまっていたんです。

これがミノキシジル中止の本当のリバウンド脱毛だったんですね。。

しかし、嘆いても現状は変わりません!ここからまた施術をして発毛再開です!その結果、このように9月5日、10月3日とはっきりとまた発毛させる事が出来ました。

このあと髪を染めたいという事で親心としては心配だったんですが目を瞑りました。

この時点でかなり喜んで頂けて、こちらからお願いはしていないのに、このように口コミも投稿して頂けたんです。スタッフ一同本当に感謝しています。

まとめとして経過を時系列で並べてみましょう。左から内服薬服用中止から7日後、真ん中が約3ヶ月半後のリバウンド脱毛のピーク、一番右が薬なしで発毛出来た写真です。

この経過写真をみてもしかしたら違和感を覚える女性もいるかもしれません。その違和感とは「私の方が薄毛だし、薬を飲むほどじゃないでしょう」こんな所でしょうか?

しかし、薄毛の悩みは他人からどう見えるかじゃなくて、その人自身にしか分からない悩みなんです。悩んだら薬にだってすがりたくなるものなんです。

だからこそ、今回は女性の薄毛治療薬のミノキシジルとスピロノラクトンについて時間を割いて解説しました。

ミノキシジルは確かに生えやすいです!しかしこれから服用を検討したい女性はメリットとデメリットについても理解した上で賢明な判断をお願いします。

また、現在ミノキシジルを服用していて副作用もなく順調に髪が増えているならば、慌てて不安になり急に服用をやめる事がないようにお願いします。ミノキシジルでリバウンドした脱毛は本当に生やすのが困難です。

この動画の見ている女性で処方した医師に相談しにくい状況にある方などでお困りでしたら無料のLINE相談も行っていますので、お気軽にコンタクトして下さい。

この記事と動画は薄毛治療でお悩みの方に「一人に届け!」そんな想いで制作しました。

写真提供を頂いたお客様にも感謝しています。ありがとうございます。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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