パーマ
パーマは薬液を使いキューティクルを開き、ロッドを巻くことで開きっぱなしのキューティクルにさらに薬液を入れることによって、開いたキューティクルを戻します。パーマの薬液のにおいからも分かるように強い酸性の液で、それを髪内部に入れるのですからダメージがない方がおかしいです。
美容室では、髪にダメージが少ないと謳って様々なタイプのパーマが出てきていますがお気づきですか?髪のことはいろいろ言うけれど、頭皮のことを言う美容室ってありませんよね?
これだけ強い薬液をロッドに巻かれた髪につけていきますが、必ず頭皮にもこの薬液はついてしまいます。しかもパーマをかけ終わるまでの長時間にわたってつきっぱなしなのです。頭皮の毛穴からどれだけの薬液が浸透していくかわかりますよね。これで頭皮にダメージがないわけはありません。
頭皮にダメージを受けるため、パーマをかけると抜け毛が増えたりします。もともと頭皮にダメージを受けている人がパーマをかけると、頭皮と髪へのダメージは甚大なものになります。せめてパーマをかけるときは健康な頭皮にコンディションを整えてからにしましょう。
染毛
ヘアマニキュアと染毛の違いが分かりますか?ヘアマニキュアは髪表面をコーティングして髪色を変えるものに対し、染毛は髪の内部から髪色を変えてしまうものです。
染毛は髪のキューティクルを開いてその内部に薬液を入れ、髪色を変えてしまうのです。
髪内部のコルテックスにまで浸透させるものですので、髪はもちろんパーマと同じ原理で頭皮までダメージを受けてしまいます。
髪色を変えたいのであれば、髪と頭皮へのダメージが少ないヘアマニキュアにした方がいいかもしれませんね。頭皮に薬液がつくことには変わりないということは覚えておきましょう。
濡れた髪のブラッシング
シャンプーをした後などの髪が濡れた状態の時に、髪表面の状態はどうなっているのでしょうか。髪の水分量は、通常11~16%ですが、濡れた状態になると35%まで上がります。
髪内部のコルテックスに水分が含まれて膨張します。しかし髪表面のキューティクルは伸びませんので無理に広がった状態になります。
この時ブラッシングすると開いたままのキューティクルが引っ張られ、痛みの原因になります。濡れたままのブローも同じことがいえるでしょう。ある程度ドライヤーで水分を飛ばしてからブローやブラッシングすることをお勧めします。濡れた髪へのブラッシングは枝毛、切れ毛を招いてしまいます。