自ら発毛の毛髪診断士そして発毛技能士の阿部です。

今回はAGAじゃない!男性のびまん性脱毛症の最新の発毛症例を解説します!

この記事を見てくださっている男性の方へ質問です。

男の薄毛は全てAGAで、薬(フィナステリド)を飲むか治療法は無いと思っていませんか?

実は男性の薄毛はAGA以外にも、びまん性脱毛症という女性に似た脱毛があり、その場合は薬を飲まなくても改善できる可能性があるんです。

この記事や動画を見る事で、完全ではないですが、自分の薄毛が、AGAかそれ以外か を予想して、自分にあった治療法を検討することが出来ます。

医者や発毛系YouTubeバーに勧められるがままフィナステリド を飲むのも良いですが、その前にぜひこの動画、見て行ってください。

YouTube動画で一気見はこちら

AGAのメカニズムと特徴

まず、AGAの特徴とメカニズムを解説します。

これはAGAの髪が薄くなる進行パターンをまとめた指標でハミルトン・ノーウッド分類といいます。

これを見るとわかりますが、M字か生え際か、つむじの大きく分けてこの2箇所が局部的に脱毛して頭皮が透けてみえるような脱毛パターンになります。

つまり、それ以外の前頭部や後頭部、側頭部は比較的脱毛しにくく、耳から下の襟足などはむしろモリモリに髪が太いまま維持します。

なぜ残酷にもM字やつむじだけハゲるのか?それはAGAの発症のメカニズムで説明できます。

まず、男性ホルモン、つまりテストステロンが5aリダクターゼという酵素と結びつくことで、ジヒドロテストステロン、略してDHTに変わります。

実はこのDHTそのものが脱毛の原因ではないんです。DHTはむしろ、耳からしたの毛は太く濃くします。

じゃあなぜM字とつむじだけハゲるのか?というと、このDHTがアンドロゲンレセプターと呼ばれるいわばアンテナのような受容体にキャッチされることで、脱毛させる指令が発生してしまうんです。

そして、そのアンテナのアンドロゲンレセプターがM字とつむじにしか存在しないから、ここだけ体毛とは反対に脱毛しちゃうんです。

AGAの遺伝というのは、実はこのアンテナの数と性能の事で、父親ではなくて母親から遺伝するんですね。

難しい話になってしまいましたが、とにかくM字かつむじ、もしくはその両方が局部的に脱毛するのがAGAだという事になります。

男のびまん性脱毛症改善例

では、AGAの脱毛パターンを確認したところで今回ご紹介する30代男性のお客様のビフォーの薄毛、脱毛の仕方を見ていきましょう。こちらです。

この写真をみて知識のある方はAGAとは違うかな?と予想がつくのではないでしょうか?

M字でもつむじでもな左前頭部辺りが脱毛していますね。そして中央の前頭部も同じように脱毛しています。

M字をみてもAGAのように三角形に剃り込みが入るような感じではなく、生え際の境界線がぼやっとして細くなる症状なんです。

これだけ見てもAGAではないかもしれないと予想が立てられますね。

それでは、発毛ビフォーアフターを見ていきましょう、こちらです。

ビフォーは2023年9月3日、アフターは2023年10月23日、施術3回、1ヶ月半の効果になります。

真ん中の分け目がシャープに見えるくらい薄毛が改善しています。髪の色素も黒々と復活して艶やかになっていますね。

続いて左前頭部の比較です。

この部分も頭皮の透けと頭皮の赤みが改善しているのがわかります。

これは髪全体が太くなっていることを表しているんですね。AGAの改善パターンとはちょっと違うんです。

これをびまん性脱毛症と呼んで正解なのかは分かりません。しかし、このように、男性の薄毛でも、女性のびまん性脱毛症に皮脂をプラスしたような脱毛の仕方というのはよくあるケースなんです。

いかがでしたでしょうか?ご自身の脱毛パターンはAGAよりですか?それともそれ以外ですか?

いずれにしても、今回紹介させて頂いた男性のお客様も、YouTubeを見るだけでなく、来店して施術を受けて、尚且つ自宅ケアもかかさず行なった結果として、薬無しで改善できています。

人生は行動力です!誰と縁して、何を信じるかで結果は左右されます。

私も施術を第一優先にしながらのYouTube配信はまだまだ不慣れで大変ですが、なんとか続けて行きたいと思っています!

チャンネル登録、評価、コメントなどで応援して頂けば最高に励みになります!お願いします!

それでは今後も一緒に薄毛治療頑張っていきましょう。

センター長の症例ブログ・カテゴリー