過剰な飲酒は薄毛のもと
お酒は、昔から「百薬の長」と言われており、飲酒自体が必ずしも有害となるわけではありません。適度な飲酒は血の巡りを良くすることでも知られており、単純にお酒が好きな人にとってはストレス解消になります。
ただ、それは「適度な飲酒」の場合であって、何事も「し過ぎ」は悪影響を及ぼすことが多いです。
過剰な飲酒は肝機能の低下を招き、急性肝炎や慢性肝炎など、肝臓の病気にまで発展する恐れがありますが、他に髪の生成にも悪影響を与えることが分かっています。
髪の構成成分はケラチンというタンパク質ですが、このタンパク質を構成しているのがアミノ酸です。
アミノ酸は体内で分解され各種エネルギーとなって活用されますが、アルコールを摂取した場合の解毒作用に活用されるエネルギーもその中に含まれています。大量にアルコールを摂取すると、体内のアミノ酸のほとんどがアルコールの分解に回されてしまい、髪の生成に行き届かなくなってしまい育毛を妨げます。
ただでさえ、髪は生命維持に直接関係のない部位と認識されているため、人体において、栄養が回ってくる優先順位が低くなっているので、アミノ酸不足の影響をすぐに受けてしまいます。
健康のため、ひいては育毛のために、過剰な飲酒は控えるべきでしょう。
寝酒は育毛の妨げになる。
髪は寝ている間に成長するため、良い眠りを心がけることは育毛には欠かせないケアの一つといえます。
そのことは広く知られているので薄毛で悩まれる方の中には、普段、寝たくても眠れないときにお酒を飲むという方は意外といるのではないでしょうか。そんな習慣がある人は要注意です。
実はアルコールが睡眠にとっていいことはひとつもありません。
たくさん飲むと寝つきは良くなりますが、アルコールが分解される睡眠後半になると交感神経の活動が高まって眠りが分断され、疲れが取れません。睡眠がしっかりとれないということは発毛や育毛にも影響してしまいます。
一方、少量だと寝つきが悪くなり、睡眠時間も長くなる傾向にあります。
寝つきを良くするために寝酒を飲むと、確かに最初は効果を実感します。しかし、1週間もすると耐性ができて、あっという間にお酒の量が増えることになるのです。
摂取するアルコールの量が多いほど、昼間の眠気や疲労感が強くなる傾向があります。これは、アルコールによって筋肉がゆるんで気道が狭くなり、酸欠状態に陥るからです。そのため、お酒を飲むとイビキや睡眠時無呼吸症候群がひどくなるケースが増えます。
睡眠時無呼吸症候群は血管に非常に負担がかかるので、高血圧や脳血管疾患、心臓病などのリスクが高くなることがわかっています。
さらに冷やして飲むビールは体を冷やすので適量を心がけましょう。
病院でも大手でもない。薄毛AGA対策の最後の砦が仙台に。自ら発毛の発毛技能士:阿部正樹です。記事を読んで頂きありがとうございました。