食生活の改善
食は、育毛に限らず、人間の体にとって栄養分を補給するためのとても大切なものです。
育毛・発毛のためと考えるより、普段からバランスの良い食事を心がけることが重要で、プラスαで髪の健康に気遣った栄養素を摂取できるように留意するのがベストと言えます。
髪の健康は体の健康なくしてはあり得ないものなのです。
規則正しい時間に、バランスよい食事を
一言にバランスの良い食事と言われても、何をどのくらい摂ればいいのかまでは、積極的に食生活について調べていないとわからないものです。
バランスの良い食生活の指針として、厚生労働省と農林水産省が共同で作成した「食事バランスガイド」というものがあります。
これには、主食や副菜、主菜のほか、牛乳・乳製品と果物の分類に分けて、それぞれ1日にどのくらいの量を摂取すればよいのか記載しています。主食の場合、ごはんだったら4杯程度、副菜だったら野菜料理5皿程度など、簡単な目安も載っているので参考にしてみると良いでしょう。
バランスのとれた食事を、朝・昼・晩とおおよそ決まった時間に摂取することが、髪にも、人間の身体そのものにも理想的と言えます。
髪のために必須アミノ酸の摂取を
バランス良い食事の内容の中に、髪の健康に良いものを毎日取り入れるよう心がければ、育毛・発毛の土壌がしっかり整えられてきます。
まず、髪を形成しているたんぱく質ですが、これは20種類のアミノ酸で構成されています。このうち、11種類は体内で合成されますが、残り9種類は体内で合成されないため、食事やサプリメントで補う必要があります。
これを必須アミノ酸と呼び、人間の身体の生成にはなくてはならないものですが、必須アミノ酸は単独では有効活用されないため、すべての必須アミノ酸をバランスよく摂取することが大事です。
必須アミノ酸については、9種類それぞれ含まれている食品が異なりますが、肉類では牛肉、豚肉、鶏肉、乳製品では牛乳やチーズ、魚類では鮭、野菜類ではほうれん草、豆類では大豆、豆腐、ナッツ類、そして卵などに多く含まれています。
また、アミノ酸のサプリメントを選ぶ際は、パッケージをよく見て「アミノ酸スコア100」「アミノ酸20種類配合」この2つのポイントを併せ持った商品がベストです。
育毛に効果的な栄養と規則正しい生活
髪の毛に栄養が回ってくる順番は、体の中で一番最後だと言われています。そのため日頃の生活から、必要な栄養摂取に気を使うことが大切です。
薄毛の原因にはいろいろありますが、そのうちの一つに5αリダクターゼという物質があります。これは男性ホルモンの異常作用によって生成される物質であり、ヘアサイクルを狂わせてしまうと言われています。5αリダクターゼを防止するには栄養バランスを整える必要があると考えられています。
毛髪の成分はたんぱく質だからといって、動物性たんぱく質を摂取するだけでは、5αリダクターゼを活発化させるだけです。
大豆や納豆などの植物性たんぱく質を摂取することで、髪の毛の生成を促すとともに5αリダクターゼの働きを抑制する効果があります。
次に必要なのが、亜鉛です。ごく少量の亜鉛が細胞の再生を促したり、あるいは5αリダクターゼの働きを抑制すると言われています。過度の摂取は危険ですが、レバーやアーモンドなどにより適度な亜鉛を摂取することが必要です。
次に大切なのがビタミン類。ほうれん草、卵、グレープフルーツ、ナッツなどには、血行を良くする成分が含まれているそうです。頭皮の血行不良を防ぐためにも、ビタミン類の摂取は大事なのです。
病院でも大手でもない。薄毛AGA対策の最後の砦が仙台に。自ら発毛の発毛技能士:阿部正樹です。記事を読んで頂きありがとうございました。