自ら発毛の毛髪診断士:阿部です

「糖化」という薄毛と老化につながる人間の体に起こる現象をご存じでしょうか?

今回は最も生えにくい頭皮の特徴と原因、そして食生活と頭皮ケアのポイント4つをご紹介します。

私のブログを見ている方の中には、薄毛治療の薬の効果が低くいなどでお悩みの方も多いと思います。

また、当店でもこのブログやYouTubeで毎週のように最新の発毛症例をアップしていますが、全てのお客様が短期間で十分に薄毛が改善出来ているわけでは無く、1年以上改善に時間がかかっているお客様もいらっしゃるんです。

その発毛育毛の効果を左右する大きな要素の一つが頭皮環境です。実は、当店は12年間4000人以上の頭皮データから、生えにくさを5つのレベルに分類しています。

今日はその中でも最も発毛しにくい頭皮の特徴と原因とその対策をご紹介します!是非参考にしてください。

YouTubeで全文を解説しています

最も発毛しにくい糖化した頭皮とは?

まず、どんな頭皮が一番生えにくいか?ですが、それは弾力が無くて硬くてガサガサに乾燥して、色がくすんでいる頭皮です。つまり老化が進んだ頭皮です。健康な頭皮を隣に並べてみましょう。

どうでしょうか?こんなに見た目が違うんです。健康な頭皮は色っぽくて透明感があり弾力がありますが、老化した頭皮はご覧の通り明らかに血色が悪いんです。そして弾力がなくなって硬くなっていきます。

一言で表現するなら「砂漠」です!

水分もコラーゲンもない!血流も悪い!髪が生えないどころか汗や皮脂すら出なくなる!こんな頭皮の末路は避けたいところですよね。

では、ここからは頭皮が老化して砂漠化する原因と対策について解説します。

糖化ってなに?

抜け毛薄毛だけでなく人間の体の老化の原因になるのが「糖化」という現象です。

糖化とは、食事から摂取した余分な糖が体内のタンパク質と結びついて、細胞を劣化させる現象です。

糖化によって発生した物質は、AGEs(糖化最終生成物)と言って、肌や骨など全身の老化を促進させることがわかっています。も

ちろん髪も頭皮もダメージを受けます。頭皮の内面の真皮層にこのAGEがたまってコラーゲン繊維とエラスチン繊維が糖化すると頭皮はどんどん弾力を失って硬く薄くなっていきます。

そして髪や頭皮に栄養を送る毛細血管も糖化によってダメージを受けてゴースト血管になってしまいます。こちらの動画も参考にしてください。

また髪も排泄器官なので、髪が伸びなくなると頭皮下の毒素も溜まっていってさらに頭皮環境が悪くなって発毛しにくくなる悪循環に陥ってしまうんですね。

糖化を防ぐ食事のポイント

糖化を防ぐ食事のポイントは高温調理した食べ物を減らして、生食や煮たり蒸したりと、なるべく加えずに調理したものをに食べる事です。つまり和食中心の食事です。

確かに、唐揚げやステーキやパリッとしたウインナーとか、ポテトチップス…美味しいんですよね・・・

それに甘いジュースやフラペチーノ、コンビニスイーツに缶酎ハイ、時間が経過した揚げ物もそうですが、育毛して肌をキレイに保って若々しくいないのであれば、基本的に毎日食べるものじゃないです。

まさか、昨日残った揚げ物をレンジでチンして食べちゃってませんか?身体や血管や頭皮や髪も糖化してボロボロになってしまうんです。

サプリメントやプロテインを飲むのも良いですが、それよりも、こういった老化につながる食べ物を口にしないことの方が薄毛対策には大切なんですね。

次に食べる順番も気をつけたいポイントです。血糖値が上がりにくい食べ方に野菜から先に食べるベジタブルファーストがあります。

私も基本的夕食はまずはサラダにアマニ油をかけて一気に全部食べてから他のものを食べるようにしています。そして次にメインのおかずや味噌汁、ご飯の順番です。

可能なら血糖値が上がりやすい白米より、発芽玄米を主食にすると良いです。そして玄米は良く噛んで、水で流し込む食事はダメですよ。栄養の代謝と吸収が下がり、便秘の原因にもなります。詳しくはこちらの動画をご覧ください。

そして私もこの糖化対策も含めて毎朝飲んでいるのがレモン白湯です。作り方は簡単です。まず、500ccくらい入る大きいコップに無添加の市販のレモン果汁を30mlほど入れて酸っぱくしたら完成です。

ウォーターサーバーのお湯をついて目感でチョロチョロチョロとレモン果汁を入れるだけです。ダラダラ飲むと歯のエナメル質が溶けるらしいので朝食前に朝日を顔面に浴びながらゴクゴクと短時間で飲み切ってます。

それと、飲む前にうがいをしてくださいね。寝起きは口の中に菌が繁殖していてそのまま飲み込むと腸の悪玉菌を増やす原因になります。ぜひ真似をしてみてください。

頭皮の糖化を防ぐ4つのセルフケア

次に頭皮の糖化を防ぐ頭皮ケアのポイントを4つ紹介します。

頭皮の日焼け対策

まずは、頭皮の日焼けです。よく聞く紫外線ダメージです。数分など短時間なら問題ないですが、頭皮が日焼けを繰り返してしまうとこの画像のように頭皮が酸化ダメージを受けて発毛が難しくなります。長時間外出する時は日傘や帽子を使って対策しましょう。

頭皮の乾燥対策

次は乾燥対策です。皮脂の落としすぎも問題になります。

湯シャンでもシャンプーでもシャワーの温度が高いと皮脂が余計に落ちて乾燥してしまいます。頭にかけるシャワーは38度以下を目安にしましょう。

また、当店では頭皮が乾燥している方には湯シャンの日を設けることをあえてお勧めすることもあります。

AGAが原因で皮脂が過剰な男性以外は、整髪料などを付けず自宅でゴロゴロする休日は湯シャンでOKなんです。

頭皮を休ませることも大切ですね。

ケミカルな白髪染めをやめる

3つ目はケミカルな白髪染めをやめる事です。特に市販の白髪染め剤は確実に頭皮環境を悪化させます。

対策としてはセルフでするヘナ染めがお勧めです。白髪も目立たなくなる上にデトックス効果や髪質改善の効果もあります。ヘナ染めについては詳しくはこちらの動画等を参考にして下さい。

https://youtu.be/DEHctGa8Py8

ゴールデンホホバオイルで頭皮ケア

4つ目はゴールデンホホバオイルを使った頭皮ケアです。

ホホバオイルは聞いた事があると思いますが、黄色い色をしたゴールデンホホバオイルと無印良品などで買えるクリアホホバオイルの2種類があります。

保湿だけが目的なら無印良品のクリアホホバオイルで良いんですが、ガザガサに砂漠化した頭皮を改善したり、予防するにはビタミンAやビタミンEが豊富なゴールデンホホバオイルがお勧めです。Amazonなどでも安価で購入できます。

ビタミンAは皮脂腺の働きや頭皮の細胞分裂を正常化して、頭皮の弾力を保つ効果があります。

そしてビタミンEは血管を拡張して血流を改善する効果や頭皮の細胞を酸化ダメージから守る抗酸化作用があります。

そしてゴールデンホホバオイルは70%がエイコサン酸という炎症を抑える効能のある成分でできています。今回解説した1番生えにくいレベルの頭皮は慢性的に炎症を起こしているので、抗炎症作用と抗酸化作用があるゴールデンホホバオイルは有効です。

ケアをする頻度は1週間に1回のスペシャルケアとして、お風呂に入る直前でゴールデンホホバオイルを500円玉くらい手にとり、特に薄毛になりやすい頭のハチが内側や生え際などを中心にたっぷり塗ってから軽く揉み込むようにマッサージします。

整髪料が付いている日や長時間外出した日たくさん汗をかいた日は控えましょう。

肩がこらない程度に全体的に頭皮マッサージをしたあとに、湯船に20分以上浸かってオイルを浸透させましょう。

そしてまずは湯シャンをしたあと、髪だけをプレシャンプーしてベタつきをとります。そのあとアミノ酸系のシャンプーをしっかり泡立てて頭皮を洗いましょう。

すすぎも38度以下のシャワーで2分以上時間をかけてしっかりシャンプー剤を洗い流してください。

はい、という訳で今回は1番生えにくい、糖化した頭皮の特徴と原因、そして食生活と頭皮ケアのポイント4つをご紹介しました。

次回のブログは頭皮がこのように最悪の状態になった後、どのような薄毛治療が有効か?を、実際の発毛症例をもとに解説します。

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