・育毛に最適な睡眠時間帯
最適な育毛・発毛環境を整えるためには、食生活の改善や適度な運動などが大切ですが、もう一つ、十分な睡眠をとることも不可欠です。
人間が昼に動き、夜に眠るというリズムを保っているのは、昼に消費したエネルギーやダメージを夜の睡眠時間に補給、再生しているためです。
これは身体だけではなく髪にもいえることで、昼にダメージを受けた肌や髪は、夜に休息することによって新たに生成されていくのです。そのため、髪の生成には睡眠時間をきちんととることが必要ですが、睡眠時間はただ長くとればいいというものでもなく、髪が生成されやすい時間帯に取らなければ意味がありません。
人間の身体を成長させる成長ホルモンは、睡眠中に分泌されますが、特に副交感神経が最も活発となる午後10時~午前2時の時間帯に、より多くの成長ホルモンが分泌されます。早寝早起きが健康にいいと言われているのは、この午後10時~午前2時の4時間に睡眠をとることが出来るからなのです。
発毛を目指すなら、この4時間の間にしっかり睡眠をとるように心がけることが必要です。

・適度な長さとともに深さも重視
人間にとって最適な睡眠時間は7時間前後と言われています。
あまり短いと睡眠不足になり、疲れがとれないなどの原因になりますが、十分な睡眠時間をとっているのになぜかすっきりしない、元気が出ないなどの不快症状を訴える場合があります。この場合、睡眠時間が足りないのではなく、眠りの深さに問題がある可能性があります。眠りが浅いと、すぐに目が覚めてしまう、細切れにしか眠れないなどの睡眠障害を引き起こし、せっかく午後10時~午前2時に睡眠をとろうとしても思うようにいかなかったりします。
睡眠障害についてはいろいろげんいんがありますが、主なものとしては生活リズムの乱れやストレスなどが挙げられます。
眠りが浅い状態では、たとえ長く眠ったつもりでも、身体の疲れがとれないことが多く、また副交感神経の活性化も妨げられるため、成長ホルモンの分泌も低下してしまいます。
効果的な睡眠をとりたいと思ったら、すいみんじかんだけではなく、まずは日常の生活の乱れから見直すことが重要であると言えます。

・ストレス
ストレスはあらゆる病気に悪影響を与えると言われていますが、薄毛にとっても例外ではありません。
過度のストレスは交感神経を刺激し、毛細血管を収縮させます。そのため、血流量が減り、栄養が運ばれにくくなって髪が育たなくなってしまいます。
また、ストレスによる食欲不振、消化器系の機能低下、不眠、暴飲暴食なども髪に良くありません。自分なりのストレス解消法を見つけてストレスを溜めないようにすることが大切です。

センター長の症例ブログ・カテゴリー